こんな質問にお答えします。
この記事の内容
・腕をおろすパターンは2つ
・おすすめは腕を後ろにおろすパターン
・前傾姿勢をとり体はキャッチャー方向をむけましょう
この記事の信頼性
私のソフトボール歴は15年ほど。
ソフトボールのピッチャーほぼ未経験で30歳から独自で勉強・練習し3ヶ月で投げられるようになりました。
今回はソフトボールのピッチャーの初期動作である腕の使い方についてご紹介していきます。
色々なピッチャーを見ていると、投げる方の腕を後ろにおろしている人もいれば
後ろまでもっていかずそのまま始動を始める人もいてどうすれば良いかわからないと思います。
しかし、この初期動作はウィンドミル投法において、投げるための「助走」の段階になります。今後腕をスムーズに回すためや体重移動のための大事な部分になりますので、読み進めて頂ければと思います。
それでは進めていきましょう。
腕をおろすパターンは2つ
まずは「腕をおろす」からお伝えしていきます。腕のおろし方には下記の2パターンがあります。
①腕を後ろにおろすパターン
②ボールをグローブに入れたままおろすパターン
①腕を後ろにおろすパターン
始動の際に手を大きく後ろにおろし勢いをつけると同時に、前への移動のタイミングを作りだし投球に入っていくパターンです。
腕を後ろに卸している状態を、「テイクバック」をとるといい、これはピッチングフォーム全体が大きくなり、勢いをつけることで迫力のある投球ができるようになります。つまり、パワーがあまりない方でも遠心力を利用し、力強いボールを投げることができるようになります。
メリットとしては、次でお伝えしますが、腕をまっすぐ使う意識がしやすいこと、また、肩の回転軸を確かめながら進むことができます。
デメリットとしては、「後ろに引く」という意識をもってしまうと肩が固定されてしまい、後の動作がしにくくなってしまう危険性があります。
②ボールをグローブに入れたままおろすパターン
ボールをグローブの中に入れたまま始動をおこなうパターンです。
腕を後ろにおろさない分、フォームの乱れが少なくなり、安定したフォームになるメリットはあります。また、バッターに対して握りを見せないように始動ができる点もメリットになると思います。
デメリットとしては、腕を後ろにおろすパターンとは違い、勢いある遠心力を利用した大きい動作ができないため、はじめの段階ではなかなかスピードがでにくい可能性があります。
しかし、ブラッシングの練習を積み重ねていくことで球のスピードを上げることにも対応できるようになると考えています。
おすすめは腕を後ろにおろすパターン
個人的には、「腕を後ろにおろすパターン」がよいと思います。
なぜなら、腕を後ろにおろすパターンのメリットでも書きましたが、腕をまっすぐ使う意識がしやすいことが一番にあげられます。
ウィンドミル投法の動作の中で大切なのは腕をまっすぐつかうことでボールのすすむ方向を決めやすくすることができるのです。つまり、コントロールがつけやすいフォームを作るためには、この腕の使い方が重要になってきます。
また、この「腕を後ろにおろすパターン」ができれば、「ボールをグローブに入れたままおろすパターン」でも投げることはできるようになります。ですのではじめにチャレンジする場合は、「腕を後ろにおろすパターン」で習得するのがおすすめです。
ポイント
・体の横から真っ直ぐ後ろにおろすことを意識して腕を使う
・まずは、「腕を後ろにおろすパターン」で練習してみましょう
前傾姿勢をとり体はキャッチャー方向をむけましょう
結論、体を向ける方向を気を付けましょう。
腕をしっかりまっすぐ後ろにおろしながら、前傾姿勢をとりテイクバックをとります。テイクバックの時に体が向いている方向がボールが進んでいく方向ですので、しっかりと投げたい方向、つまり、キャッチャー方向に体を向けましょう。
なぜなら、この後の動作で足を前に踏み込んでいくのですが、人の体は基本的に体の向いている方向に足がでますので、例えば体の向きが右の方向に向いていれば右に、左の方向に向いていれば左に足がでていきます。すると、ボールも足の踏み出した方向にいってしまうのです。
テイクバックや軸足など他にもソフトボール特有のフレーズについては、下記の記事で紹介しています。
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【初心者向け】知っておくべきソフトボールのピッチャーのためのフレーズ
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まとめ:安定した投球のためにはスタートが大事です!
今回ははじめの動作における腕の使い方についてお伝えしていきました。
おさらい
・腕を後ろにおろすパターンで始動をおこなう
・腕をおろすときはまっすぐ後ろにおろす
・腕をおろした後は体をキャッチャー方向に向ける
良い投球をするためにはスタートの部分が非常に大切です。まずは、始動方法で気を付けることを意識し、これからの腕の振り上げ動作にスムーズに繋げていってください。