では、ソフトボールのピッチャーの始め方を5つのステップでお伝えしていきますね!
そもそもソフトボールのピッチャーを始める上で、まず知っておくべきなのが「投げ方」です。
ソフトボールには…
・エイトフィギア
・スリングショット
・ウィンドミル
の投げ方があります。
小学生から高校、大学、社会人まで、今のソフトボールのピッチャーの主流は、「ウィンドミル」。
なのでここでは、「ウィンドミル投法」で投げるためのステップをお伝えしていきます。
ウィンドミル投法を始める5つのステップ
まず、何から始めるべきなのかについてお伝えしていきますね!
初心者がウィンドミル投法で投げられるようになるためのステップは、この5つです!
ウィンドミル投法の始め方 5ステップ
1.ウィンドミル投法の全体像をつかむ
2.ウィンドミル投法の理屈を理解する
3.ブラッシングを習得する
4.ピッチング動作を追加する
5.バッターに投げられるようになる
この流れでおこなっていくのが、最短でウィンドミル投法を自分のものにするためのステップです。
そして、ウィンドミル投法を始める順番でもあります。
1つずつ説明していきますね!
ウィンドミル投法の全体像をつかむ
構えてボールを投げるだけじゃないんですか?
どこに注意すればいいかがわかりやすくなりますよ!
ではまず、ウィンドミル投法の全体像をとらえるために、構成要素をみていきましょう。
どんな動きでできているかってことです!
ウィンドミル投法の構成要素は、この6つにわけられます。
ウィンドミル投法の構成要素
1.セットポジション
2.腕を横におろす
3.腕を振り上げて体重移動
4.トップをつくる
5.腕をふり下ろしブラッシング
6.フォロースルー
この構成で作られています。
つまり、この6つを1つずつクリアしていけば、ウィンドミル投法で投げられる様になるということです。
なのでまずは、ウィンドミル投法の構成要素を理解し、全体像をイメージ してみてください。
ウィンドミル投法の理屈を理解する
そんなの理解する必要あるんですかー?
実はなかなか投げられるようにならない人の原因は、この理屈を知らないからなんです。
例えば、はじめて車の運転をする時に、アクセルを踏むと進むことを知らず、いくらハンドルを持ち続けたところで、前には進めませんよね?
それと同じで、ウィンドミル投法の理屈を理解しないままだと、いつまでたっても、ボールが投げられず、、
仮にボールが投げられても…
・うまくブラッシングができない
・ボールが真っすぐいかない
・ストライクが全然入らない
という魔の穴に入り込んでしまいます。
ウィンドミル投法では…
・どのようにしてボールがリリースされるのか
・どのように腕を動かせば真っ直ぐボールを操れるのか
という原理原則を理解することが大切ということです。
ウィンドミル投法の原理原則とは…
ということです。
例えば、ボーリング。
ボーリングをしたことがある人ならわかると思うのですが、ボーリングもストライクを狙うために真ん中に向かってボールを転がしていきますよね。
ボーリングのプロ選手みたいに、『カーブ』とかは投げずに、真っすぐ転がす人であれば、もちろん腕も『まっすぐ』使って転がしているはずです。
でもボールが真っすぐいかずに、ガーターになってしまう時って、 腕が『まっすぐ』ではなくて、『腕がぶれている』場合が多いんです。
腕をまっすぐつかうというのは、簡単そうに見えるんですけど、何度も何度もまっすぐ使うことっていうのは意外と難しいものなんですよね。
つまり、毎回、腕をまっすぐ使えなければ、毎回、ボールも色んな方向にいってしまうということになります。
ブラッシングを習得する
続いて、「ブラッシングを習得する」についてです。
本当ですか?
ウィンドミル投法の80%は、ブラッシングの完成度で決まります。
ソフトボールの実業団選手も
「ソフトボールのピッチャーはブラッシングが全て」
と言っているくらい、ブラッシングは超重要です。
でもブラッシングてどこをどうすればよいか…よくわかりません。
ブラッシングとは
「投げる腕の肘の下を前太ももに擦る接触動作のこと」
です。
このブラッシングの習得は非常に難しく、ブラッシングができない せいで、ピッチャーを諦めてしまう人もいるほど、ブラッシングの習得にはとても時間がかかります。
また、他の動きが完璧にできていてもブラッシングができていなければウィンドミル投法は成り立たないんです。
つまり、「ピッチング動作」が完璧でも「ブラッシング動作」がで きていなければ、意味がないということです。
なので、まずはブラッシングを確立させることに集中するのがオススメです。
ブラッシング習得のための練習方法はこちらのページで解説していますので、この記事が読み終わったらみてみて下さい。
ピッチング動作を追加する
ブラッシングができるようになったら、ようやくここで、「ブラッシング動作」に「ピッチング動作」を付け加えていきます。
ピッチング動作は先ほどもお伝えした、ウィンドミル投法の6つの構成要素のうち、4つを占めている部分です。
ピッチング動作とは…
・セットポジション
・腕を横におろす
・腕を振り上げて体重移動
・フォロースルー
この部分です。
「ピッチング動作」と「ブラッシング動作」の両方ができるようになってはじめてウィンドミル投法は機能します。
その結果、ピッチングとブラッシングのふたつの要素があわさり、 はじめの「1」が完成することを意識してみてください。
バッターに投げられるようになる
ピッチングが完成したら最後はバッター相手に投げられるようになって、はじめて初期の段階のピッチングが完成となります。
プルペンでは良いボールが投げられるのに
いざ、マウンドに立つと・・
・思った通りに投げられない
・ストライクがはいらない
・投げ方を忘れてしまう
このようなことが突如として起こります。
そうならないためにも、しっかりと
「ピッチング動作」+「ブラッシング動作」
を身体に染み込ませることで、この問題は解決したんです。
仮にこのステップを飛ばして途中から始めてしまうと・・
・どこが間違っているのか
・どこを修正すればよいのか
がわからなくなってしまいます。
迷ってしまった時にどこを修正すればよいかわからなくなってしまうと、修正するのにまた時間や労力がかかってしまいます。
最悪の場合は、変なクセがついてしまい、取り返しのつかないことにもなりかねません。
順番にやっていくことで、途中でつまづいてもどこを修正すればよいかが、すぐにわかります。
そのため、必ず、
・「順番に」
・「段階的に」
・「練習する」
このことを忘れないでください。
今回のまとめ
「ソフトボールピッチャーの始め方」は、この5つのステップでしたね。
ウィンドミル投法の始め方 5ステップ
1.ウィンドミル投法の全体像をつかむ
2.ウィンドミル投法の理屈を理解する
3.ブラッシングを習得する
4.ピッチング動作を追加する
5.バッターに投げられるようになる
この段階を踏まずに、途中から始めてしまうと、修正するのが、難しくなり、最悪の場合、変なクセがついてしまう恐れもあります。
なので、
・「順番に」
・「段階的に」
・「練習する」
ことが大事です。
ブラッシングの練習方法についてはこちらの記事
では、学んで、練習して、最高のピッチャー目指して一緒に頑張りましょう!