ピッチャーは9人目の野手て言われているけど、どこまでピッチャーが守れば良いかわからないので教えてほしいです!
この記事の内容
・ピッチャーは5人目の内野手
・ピッチャーから打球がどこに飛ぶかわかりやすい
・ピッチャーはバント処理も反応すること
ということで、今回は
「ソフトボールのピッチャーの守備」
についてご紹介していきます。
この記事を読むことでピッチャーの方は守備に対する心持ち、打球への対応、野手との確認項目がわかります。
また、野手の方であれば
・ピッチャーの気持ち
・どこまでピッチャーがカバーしてくれるのか
がわかり、チーム内でのコミュニケーションの確認ができるようになります。
ピッチャーは5人目の内野手
投げ終わったら、バッターが打ってきますので、守らなければいけません。
つまり野手になるということです。
その中でも、真ん中にいる5人目の内野手であると考えています。
チームによっては、ピッチャーは動かなくて良いだったり、バントもとりに行かなくて良いなどチーム方針により様々あると思います。
しかし、ピッチャーの足元にくるような打球に対して、グローブを出さなければセンター前ヒットとなることも多くあります。
また、ピッチャーが守備をしないということが相手チームにわかるとバントなどで狙われるケースも増えてきますよね。
もしこれを防げるだけでも1試合に何アウトかとれるようになると思うと、ピッチャーが守備をしないという選択肢はないと思います。
また、投手の守備がうまければピッチャー周辺のゴロがアウトしやすくなり、その結果、セカンドとショートの守備範囲もセカンドベースではない方に意識することができ、ヒットゾーンが減るというメリットもあります。
ピッチャーから打球がどこに飛ぶかわかりやすい
ピッチャーは、自分が投げたボールを最後まで目で追い、ボールが
・ひっかかったのか
・抜けてしまったのか
・ベストボールだったのか
の投げた時の自分の感覚もプラスできます。
例えばバッターが
・バントの構えをしたり
・思い切り打ちにくる
などが見えることでどこに飛ぶかがだいたいわかりますよね。
キャッチャーミットにおさまるまで、集中し自分のところに飛んできたらいつでも捕るという意識をもつことが大切です。
その中でさらにイメージを高めるために考えるべきことは、
・自分のボールが低めにきまりそうならゴロになる確率が高い
・反対に高めにいったらフライになる可能性が高い
こういったこともわかりりやすいですよね。
・右バッターのアウトコースにいったらライト方向にいきやすい
・インコースにいったらレフト方向にいく可能性が高い
こういったこともわかります。
投げたあとは、他の内野手のように瞬時に低い姿勢で構えることはできませんが、ヒザを軽く曲げて、両足で待つような態勢をとると、ボールへの対応がしやすくなります。
ピッチャーはバント処理も反応すること
バント処理のメインは、キャッチャー・ファースト・サードです。
バントでのピッチャーの役割は、
「ファーストとサードのカバーリング」
です。
ファーストとサードの真ん中に転がったり、強めのバントがきた場合には、ピッチャーの出番です。
ここで全てファーストやサードに任せてしまうとピッチャー前にきた打球で、バッターランナーがセーフになってしまうことも多くあります。
特に、社会人レベルになるとお腹にパワーをつけた選手が多く、ファーストの動きが遅い場合、ファーストとピッチャーの間に転がせば内野安打になるケースはよくあります。
そのため、三塁方向からピッチャーより少しファースト側まではボールへの入り方、ファーストへの投げやすさからサードが処理することがオススメします。
それよりファースト側はファーストが処理するように確認しましょう。
強めの打球でサードがとれなかった場合はピッチャーがカバーして処理をしましょう。
まとめ:ピッチャーは守りましょう!
今回は、ソフトボールのピッチャーは5人目の内野手ということをお伝えしました。
~ピッチャーも大事な内野手の一員です!~
・ピッチャーはしっかり守備をする意識をもつ
・バントはサードとファーストのカバーリング
・ファーストとサードの選手と打ち合わせをしましょう。
ピッチャーは投げ終わったら野手だ!と言い続けてきましたが、ピッチャーの本業はバッターに対して投げて打ち取ることです。
投げてからの守備準備は他の野手よりも構えるのが、遅くなりますのでしっかり構えることは難しいかと思います。
ですので、投げた後にグローブを高い位置に持っていき、「ボールがくる!」という集中する意識を持つだけでも、ボールが飛んできたときの反応スピードはかわるはずです。
是非、意識して取り組んでみてくださいね!